理想と現実の狭間で

 

Twitterと現実とでは違いすぎてついていけない。」

なんてよく言われたもので、

もう慣れた。

 

どっちが偽物でどっちが本物かなんて、

どっちも本物に決まってるんだけど。

 

私のTwitterのテンションはどうしたらいいのかとか

絵文字をつける訓練をするとか

でもそんなの無意味で、

私は思ったことをツイートしたいし

そのときの感情をぶつけるための手段とですら

思ってる。

 

 

 

人に心配されたいがためでも

ふぁぼしてもらいたいがためでも

そんなんじゃなくて、

自分の思ったこと素直に言うためだし。

 

 

 

 

なんなら、

自分を救うためとですら思う。

 

 

エゴ、っていうのかな。

 

 

 

タリーズの片隅で

 

コーヒーの豆を弾いたときの

あの匂いがたまらなく私を安心させる、

だからついついコーヒーばかり飲みすぎて

眠れなくなってしまうのではないかと思うほど。

 

 

最近は全くと言っていいぐらい

お洒落に気を使わなくなって

どんどん質素になっていく21歳。

 

私だってちゃんと、

デートに着ていきたい洋服も

デートにして行きたい髪型も

デートのための特別メイクだって

持ってるのに。

 

 

 

そんなこと考えてた、

くだらない。

 

 

 

お祭りのある日曜日

 

きゅうりの一本漬けを

歩行者天国となった街の片隅で

食べている男の子がいた。

 

きゅうりのいい匂いを嗅ぎながら、

お祭りムードを横目に私は買い物に出かけた。

 

 

 

なにが好きでこの通りを

1人で通らなければならないのか。

なんて、自問自答をしながら

ゆらーりゆらりいつもの道を

好きな音楽を聴きながら歩く。

 

 

今年はまだきゅうりの一本漬けを食べてないなぁ、

なんて悲しくなった気持ちを誰かに話すこともなく

日曜日が過ぎる。

 

 

どんよりと雨が降ったり

太陽がぎんぎんに輝いていたり、

そんな1週間は私に頭痛を伴わせながら

終わってく。

 

 

思い通りになんてならないこの世の中

 

仲が良くなってくるとボロが見え始める。

 

 

ボロが見られ始める。

 

 

 

 

 

なんでもそうだけど、

「好き」だから許されることも

「好き」でいてくれる人がいるから許されることも

たくさんありすぎる。

 

 

「好き」な人には

嫌われたくないから大切にしてたいから

嫌な顔、嫌な仕草、嫌な言葉

っていうのは絶対にしない。

 

 

でもその人は私にとってどうでもいい人だったから

きっといとも簡単にあっさりと

嫌な女になれたんだと思う。

 

私には好きでもない、

どうでもいい、

なんとも思ってない人と

LINEを続ける暇もないし

LINEをしている余裕もない。

 

そんなことをしている時間があれば

私は一刻も早く好きな人に出会いたいし

恋をしてたい。

 

 

 

かき氷みたいに時間が経つと形が無くなればいいのに

 

「六本木にあるかき氷屋さんに行きたいんだ。

ふわっふわなんだよ、

まだ行ったことないんだけどね。笑」

 

 

行けるって信じてた、

一緒に行くんだって勝手に思ってたよ。

 

 

去年は行けなかった

念願のかき氷を三軒茶屋に食べに行った。

珍しい味がたくさんあったなぁ。

美味しかったの、

美味しかったんだけど、なんか違った。

 

 

離れて行ったあの人は

他の友達よりもはるか遠くに行ってしまった。

 

「あの人」って言葉だけで思い浮かぶあの人。

たった1人のあの人。

 

あぁ、好きな人と

花火が見たい、

かき氷が食べたい、

LINEがしたい。

 

ん〜〜

ただそれだけなのに、

それだけなのに、

なんで。

 

空から好きな人が降ってこないかなぁ。

 

 

猫のピアス

 

なんとなく横浜の花火大会には行きたくなかった。

ちがう、嘘。

なんとなくじゃなくて、行きたくなかった。

 

わたしは1年前と変わらない、

同じ浴衣を着て

同じ下駄を履いて

同じカバンを持って

同じピアスをしてた。

 

違うのは行き先と隣を歩いている人。

 

私のピアスを見てあの人は

「あ、そのピアス。」

と一言だけ言って、顔を近づけた。

 

猫ちゃんが伸びをしてる姿が1番かわいいと思うの、

なんて猫ちゃんについて話をした。

何気なく覚えてくれてることに喜びを感じた。

 

猫アレルギーがあるのに猫を飼っていること。

姉妹に挟まれているから、女の子の方がよく話すこと。

高校生の頃、よく通ってた道のこと。

果物アレルギーがあること。

 

ハンモックのある私の大好きな渋谷のお店で

キウイのジュースを飲んでいたこと。

 

 

違う人といるのにあの人に繋げてしまうのは

わたしがまだ記憶として留められてないから。

 

でもわたしは

横浜の花火大会にはもう行かないって

決めてる。

あなたとだけの思い出にしたいのに。

 

でもそうやって思ってるのはわたしだけなんて

そんなのわかりきってることなのに、

きっとわたしのことなんてもう

あなたは記憶の隅に追いやっているんだろうね。

 

もしかしたら、もう消えているのかもしれない。

 

 

 

 

傲慢心

 

わたしは

人に好かれてるとか、

人に嫌われないとか、

そういうことは思ってない。

つもり。

 

「人に対して傲慢だ。価値観を押し付けてる。」

って友達に言われたことがある。

 

そんなことないって否定したけど、

実際自分の性格が悪くなっていくたびに

人に対して傲慢になっているのかもしれない。

ずっと好きでいてくれるって思ってるのかもしれない。

 

負の感情を表に出したとき

受け入れてくれる友達がいて

肯定してくれる友達がいて、

そんな友達に

きっと私は気を使わせてしまっている。

 

いくら嫌な人がいたとしても

ニコニコしているのが私だったのに、

いつの間にか嫌な人がいると

自然とその場から離れて行ってしまう。

 

捻くれた性格になってしまったものだ。

 

友達のせいなのか、

東京のせいなのか。

 

違う。

自分のせい。

 

私はいつか後悔するのかも、

大切な人に切られて悲しむのかも、

そのとき私のそばで私を救ってくれる人は

いない。