チョコレート

 

 

赤い箱に入っていて1粒ずつ分かれているあれを

冷凍庫に入れたままにしていたのを忘れていた。

食べてみたらなんとなくしっけていて

ごめんねって呟いた。

 

 

 

疲れたときは甘いものを、

なんて言うもんだから冷凍庫には常にチョコレートが。

 

実際効果なんてあるのかわからないけど、

そんな嘘か真実かもわからない曖昧なことでさえも

信じてしまう人間は

 

 

なんてバカなんだろう。

 

 

 

 

そんなもん。

 

嫌なことってのは重なるもので、

 

 

 

顔にイヤな表情を出してしまうようになったのは

単純にワガママになってしまったんだと思う。

 

明らかに中高時代の私より、

『我慢』という行為を忘れてしまっていて、

 

そんな自分に呆れるし、

がっかりする。

 

 

周りにいる子に迷惑をかけてまで

自分がしていることは意味のある行動なのかなって

ふと考えると、

な〜〜んの意味もなさない。

 

 

 

人間関係がうまくいかない、

課題が終わらない、

 

 

 

全部辞めたい。

 

 

 

 

そう思ってしまうぐらいには、

いま苦しい、

 

 

らしい。

細い糸で繋がる関係

 

人って簡単に傷つくものだからさ、

長年積み上げてきた関係っていうのは

たった一言で失ってしまうものなんだよね。

 

 

もしかしたら、

その人は傷つける気持ちなんてなくて

かる〜い気持ちで放った言葉なのかもしれない。

いつも話したりして慣れてるから

こいつにはこれぐらいでいいかなって

思ったのかもしれない。

 

好きなバンドの好きなメンバーに

言われるからこそ、

嫌なことだってある、ね。

 

 

 

 

ライブに行くことも会うことも話すことも

きっと、

もう無いよ。

 

時間の経過

 

3年前までは知らなかったこの街も、

いつの間にかパッと画面に出てきたら

そこはどこなのかがちゃんとわかるようになってきた。

 

 

 

時間が過ぎるのが早すぎて、

わたしだけ1日30時間だったらいいのに

とか

昨日の自分に戻れたらいいのに

とか

そんなことを考えるようになってきた。

 

きっとこれからどんどん時間の経過が

早く感じるんだろうなって思うと、

楽しめるときに楽しんどかなきゃって思う。

 

 

 

映画の中で 

捻れて絡まってつながっていくことが-時間-って

言ってた気がする。

 

 

やりたいことも

するべきことも

やらなければいけないことも、

多すぎて頭がパンクしそうになるね。

 

 

 

過ぎ去る時間

 

耳がキーーーーンってしてる。

ライブ終わりのこれもさいっこうだよね。

 

 

 

好きな人はいつだって

自分からずっと手を繋いでおかないと

いつの間にか離れて行ってしまうもの。

 

会いたいと思ったときに会っておかなければ

きっと距離がぐんぐん開いてしまう。

 

もし、

会おうと思わなければ会えない人がいたとしたら、

誰に会いたいのかを自分に問いかけてみる。

したら、誰が好きなのかよくわかる。

って最近気付いた。

 

 

ライブ会場で

いくらお姉さんって言われても

大人になったねって言われても、

中身はぜ〜んぜん変わってなくて。

 

変わったものといえば

人に対する価値観かな。

 

 

 

 

 

「大切な人を守れんで何が人間や。」

って好きなバンドマンが言ってたよ、

 

「守る」って何から守るの。

 

 

2度あることは3度ある、のかもしれない。

 

1年前は仲が良かった人も

 

1年後は仲が良いとは限らない。

 

 

 

 

当時は

たくさん話していた友人も

色んなところに行った友人も、

いつの間にか"現在"の私の側にはいない。

 

 

 

 

 

そんな経験を2年も続けてしまう私は

人生において友人関係に困る体質なのかもしれない。

21歳になっても同じ過ちを犯してしまうのだから。

 

 

繰り返さなければわからないこともあるけど、

繰り返さなくてもいい繰り返す必要のないことまで

何度も繰り返してしまう人間は、バカすぎる。

 

友達と知り合いの境界線とは

なんですか。

私には、答えが出てこない。

 

 

 

なんて、

考え込む8月の夜。

 

午前1時30分。

 

 

季節が巡り巡って

 

花火が

とても綺麗に見える位置でもなく、

 

夜景が

煌びやかに見える位置でもなかった。

 

あの花火大会から約1年が過ぎ

今年は行くことができなかった。

 

 

 

 

駅のホームから待ち合わせ場所が遠くて

「ねぇ、遠すぎる(笑)」

って歩きながらLINEしたのを覚えてる。

 

「こっちだよ。」

って言って私のちょっと前を歩いてたあなた。

それを私はぼーっと眺めていた。

 

 

あなたと歩いた道を

あなたと話したことを

あなたと行った場所を

思い返しては悲しみにくれてる。

 

 

 

そんな日々も、

きょうで終わりにするの、

きっぱりさっぱり諦める。

 

 

 

往生際が悪すぎた。

 

 

 

もう終わり。